電子ピアノの寿命は、15年から20年程度と言われていますが、ファーストピアノでは過去に販売した商品を長く使った後に引き取る場合がございます。使用頻度、保管環境、メンテナンスの有無などにより大きく左右されますが2000年に作られたヤマハCLP-120でも全く問題なく仕様できています。電子ピアノの部品の強度等は2005年ぐらいに成熟し、それ以降のモデルでは完成度が非常に高くなっています。
以下は、電子ピアノの寿命に関わる主な要素と、それを延ばすためのポイントです。
寿命に影響する主な要素
- 使用頻度と演奏スタイル
電子ピアノは頻繁に使用されるほど劣化が進みます。鍵盤や音源、スピーカーなどは消耗品と考えられ、特に強い力で弾く場合や頻繁に使用する場合、鍵盤の反応や音質に影響が出ることがあります。 - 保管環境
温度や湿度が適切でない場所に保管すると、電子部品が劣化しやすくなります。特に湿気が多い環境は回路に影響を及ぼし、鍵盤がスムーズに動かなくなったり、音が出なくなる原因になります。また、直射日光が当たる場所も劣化を早めるので避けましょう。 - メンテナンス
定期的なクリーニングや点検を行うことで寿命が延びます。鍵盤の動きや音が不安定に感じたら、早めに専門家にチェックしてもらうと良いでしょう。また、内部の電子部品も、埃が溜まると熱がこもりやすくなるため、内部の清掃も大切です。 - モデルや品質
高品質な電子ピアノは、長期的に使用しても故障しにくい部品が使われていることが多く、耐久性が高いです。特にローランドやヤマハ、カワイなどの信頼性のあるブランドのモデルは、部品の精度や耐久性が高く、適切に使用・保管することで寿命が長くなりやすいです。
電子ピアノの寿命を延ばすポイント
- 適切な湿度と温度の管理:湿度40-60%、室温20℃前後が理想的とされています。除湿機や加湿器で、湿度を一定に保つと部品の劣化を防げます。
- 直射日光を避ける:日光が当たらない場所に設置することで、パネルや鍵盤の変色や、電子部品の劣化を防ぐことができます。
- 定期的に使う:長期間使用しない場合も、定期的に電源を入れ、鍵盤を少しでも弾くことで、機械が正常に作動するよう維持できます。
- 専門業者に点検を依頼する:特に鍵盤の反応や音に違和感を感じた場合は、早めにプロに点検を依頼すると良いでしょう。
買い替えのタイミング
電子ピアノは寿命が近づくと、音の劣化や鍵盤の反応の鈍さなどが現れることが多いです。鍵盤が反応しにくくなったり、音が途切れる場合や、修理費が高額になる場合は、買い替えを検討するタイミングといえます。また、技術の進歩によって新しい電子ピアノは音質や機能が向上しているため、古いモデルから最新モデルへの買い替えも選択肢のひとつです。
電子ピアノの寿命を延ばすためには、適切な保管とメンテナンスが欠かせません。
10年前に生産された電子ピアノでもまだ15−20年は使用可能ですのでお子様の様子をみるには十分すぎる期間使用できるという事です。